講評 2026年5月
兼題「鈴蘭」「新樹」
総評に代えて
〇音数の数え方について。「新樹」は、「しんじゅ」、ローマ字で書くとSHINJYUです。音数を数える時は、母音に注目します。この季語には二つありますね。そして、「ん」はそれだけで一音になります。つまり、「し・ん・じゅ」ですから、この季語は三音になります。
〇完了の助動詞の「り」はなかなかの曲者。四段とサ変にしかつきませんので、「告げり」「添へり」などと使うことはできません。迷ったら辞書を引いてみましょう。俳句に特化した文法書をひもとくのも有効です。俳句の実作者が最も悩むのが「り」の使い方だといえましょう。かくいう私もものの見事に間違えたことがあるのが「り」です。高校時代に学んだ文法を生かす機会がのちに来るなどとは誰も思っていませんよね。
〇「新樹」の句の中でもう一度「木」を使う必要はありません。「緑(みどり)」も不要です。
〇同様に「鈴蘭」の句の中でもう一度「鈴」を使う必要はありません。よほどうまく詠めばもちろん大丈夫ですが。
〇何度も書きましたが、「草刈」「草むしり」も季語です。この世は季語だらけです。ご注意を。
〇皆さんの投句でやたら目に付くのが車窓。「車窓俳句」というジャンルがあるのではないかと思われるほどです。何句か詠んだら、次の段階に行ってもいいのではないでしょうか。
〇上五に切字の「かな」を使うのは避けたいものです。「かな」はかなり重い切字なので、上に置くとバランスが悪くなります。
〇「竹」は他の植物とありようが全く異なりますので新緑・新樹・万緑などの季語とはなじみません(例 他の植物が春の時に竹は秋を迎えています)。
1 俳号 和田正尚
もう一度ふり返り見る新樹かな
3 氏名 原 恵美
鈴蘭やつい顔寄せて話しかけ
新樹燃ゆいのちの力胸に満つ
5 俳号 彰弘
兄とともに母を偲びて新樹かな
6 俳号 松本敬香
仏壇に君影草を供えけり
颯爽と新樹並木を闊歩する
8 俳号 髙田政子
リュック背に新樹の中へ杖持って
11 俳号 麗峰
母の日に鈴蘭わたす幼なの手
12 俳号 田中和敬
そびえ立つ新樹の力魅せられて
13 氏名 雪竹 澄子
峡住みの仙家にせまる新樹かな
14 俳号 渡辺 葉月
一両車新樹の駅に歌ふごと
☆自転車のサドルを高く新樹光
〇原句は「新樹晴」でした。雨の日に新樹を詠むことはあまりありませんので、「新樹光」などでもよいかと思われます。
16 氏名 山本 厚子
☆新築の槌音高き新樹かな
一字変えてあります。お確かめください。楽しい句ですが、「新」の字が二度出てくるのが惜しい。
21 氏名 中野 尋恵
風吹きて大きく揺れる新樹かな
22 氏名 山田 真史
りんりんと想ひを鳴らす鈴蘭よ
24 俳号 西山レモン
ヨーイドン新樹周りて戻りけり
26 氏名 小谷 治子
新樹光空一点の瑕疵もなし
27 俳号 平野 和翠
鈴蘭の小さき花にマリアを想ふ
28 俳号 文月詩架
新樹光夫と語らむ三十年
30 氏名 岡村 典子
夕風や鈴蘭の香の厨口
32 俳号 竹風
新樹光まっすぐにわが道照らす
33 俳号 にっこり月子
信濃路や鈴蘭咲いて馬のゐて
足元に鳩の寄りくる新樹かな
☆万物の我を祝ひぬ新樹光
やや大げさではありますが、新しい季節の到来を喜ぶ気持ちが素直に出ています。
34 俳号 千羽
坂を出て新樹の風が眩しくて
35 氏名 元尾 ふさ子
池の面に映る新樹の深みかな
36 氏名 江口 美代子
新樹光ゆつたり泳ぐ池の鯉
37 氏名 村松 みゆき
吹き渡る風を吸い込む新樹かな
38 俳号 西野悦入
新樹光御朱印帳の文字のはね
39 俳号 津島まあや
青き空とんびと新樹くっきりと
40 氏名 太野垣 美佐子
路線バスベンチを包む新樹かな
41 氏名 太野垣 修二
眼を開けば御陵に光新樹かな
42 氏名 岩田 幸枝
見上ぐれば匂うごとくに新樹立つ
44 氏名 松川 しのぶ
鈴蘭と共に贈るや花言葉
我が心新樹を渡る風となり
46 俳号 下總和沙
鈴蘭の香に沈みたる宵の闇
47 俳号 浦崎まゆみ
新樹背に一鍬ごとの深き土
48 俳号 梓初音
☆炭酸の弾ける音と新樹光
あれこれ言おうとしていないことが素晴らしい。俳句の王道の一つをゆく句です。
49 氏名 中濱 広子
鈴蘭の少女のごとし下を向き
50 俳号 根岸さち
☆新樹光サプリ一粒転がりぬ
「サプリ」はサプリメントの略でしょうか。薬品ほど深刻ではないものが転がったところに面白さがあります。
51 俳号 森下須美子
外来の鈴蘭やはり背が高く
53 俳号 水間水仙
鈴蘭や指切り交わす幼子と
54 俳号 みちみちとくら
空青し日の透き通る新樹かな
56 俳号 右陣平
右見ても左を見ても新樹かな
58 氏名 古賀 佐智子
新樹光紅茶片手に読書かな
59 俳号 小西博子
☆新樹光孫の進路は決まりけり
「進路は」がいいか、「進路の」がいいか迷うところですね。きっぱりとした明るさがあり、いい句です。
60 氏名 長松 素子
信濃路の車窓に迫る新樹かな
62 俳号 長岡純子
☆末っ子の何と愛しき新樹光
ぬけぬけとこう言い放ったところがじつに面白い。親の本音はこうなのかしら、と思ったりもします。
校庭にはずむ声ある新樹かな
63 俳号 伊崎宏子
青々と何の新樹か風やさし
64 氏名 北村 貞子
☆鈴蘭の音のかそけし空青し
その名の通り、音が聞こえてきそうな花ですね、鈴蘭は。繊細な感覚の句です。
66 俳号 長澤きよみ
新樹光大桟橋に外国船
☆新樹光トランペットの甲高く
視覚と聴覚の取り合わせの句。はればれとした味わいがあります。
70 氏名 林 美智子
☆鎌を持つ夫の背中に新樹光
まことに珍しい切り取り方のされた句。一種の迫力がありますね。
山里に新樹輝く日なりけり
71 俳号 金坂千位子
新樹光みつけてほしいかくれんぼ
ひと匙のブルーハワイや新樹光
72 氏名 小野 千早子
ほとばしる大地に添いし新樹かな
73 氏名 疋田 ちづ子
トンネルを抜けて新樹の光満ち
☆願掛けの積み石ひとつ新樹光
「ひとつ」に作者のつつましさがうかがえます。かなうといいな、と思ってしまいました。
74 氏名 南 功治
何者ぞ新樹を透かす影ひとつ
76 氏名 笠倉 まゆみ
鈴蘭の揺れてゐるなりしゃがみけり
78 俳号 三貴子
鈴蘭の香やウィッグの友笑ふ
80 氏名 木村 絢子
鈴蘭を一輪挿せり有馬籠
82 氏名 小林 茂之
新樹光埴輪目の穴鼻の穴
☆鈴蘭のまっただ中の少女かな
かなり大胆な詠みぶりで、はっとさせられました。中七の思い切った措辞(そじ)が印象的です。素敵です。
鈴蘭や今も釣瓶のある暮し
88 氏名 小田川 浩三
上着脱ぎ袖まくり上げ新樹かな
89 氏名 宮沢 ゆかり
校庭に響くかけ声新樹光
92 氏名 橋本 治郎
☆鳥笛に遠く新樹のこたえけり
「遠く」がいいですね。響き合う心と心という感じです。
94 俳号 おおもと文薫
カーテンにきらめくものは新樹光
96 俳号 古田 啓
鈴蘭や上を向いてと覗き込む
97 俳号 國井あき
☆鈴蘭や鉄鋼団地曲り角
殺風景な感じのある街との取り合わせがユニークです。
夏舘アカデミックな会話して
98 俳号 田中恵子
新樹の下希望へ向かうスニーカー
99 俳号 杤尾まほ
鈴蘭やつかず離れず園児帽
☆鈴蘭や湾の向かうは知らぬ街
手前の小さなもの、そして遠くの大きなもの。俳句のお手本になりそうなたくましさのある句ですね。
101 俳号 桜井 伸
☆新樹光ドクターヘリの飛翔せり
華やかな句ですね。患者のもとへ急ぐ「ドクターヘリ」、何とも頼もしく、思わず応援したくなります。滑走路を必要としないヘリが起こす風の強さも感じられました。
公園にひびくフルート新樹の夜
ゴンドラにすずらんの風とほりけり
102 俳号 椎木 雅子
水すくい両手に浮かぶ新樹かな
匂い立つペダルも軽き新樹かな
川風と力比べの新樹かな
103 俳号 塩田みどり
新樹光戴帽式のその先へ
104 俳号 西村せつ子
野良猫の爪研ぎ激し柿若葉
リビングに満ちて眩しき新樹光
107 氏名 田邊 法子
憂き心鈴蘭に置き旅終へる
鈴蘭の香を束にして友を訪ふ
漢らの柏手ひびく新樹光
108 俳号 稲川 優子
鈴蘭の香りかそけき薄暮かな
109 俳号 匡華
強風に負けじと香る新樹かな
110 俳号 瀬戸の風
石垣の影へ鈴蘭まぎれおり
112 俳号 二人静
☆風起こす新樹のごとき青年よ
とても気持ちのよい句ですので頂きましたが、季語を比喩(=たとえ)として用いるのは、本当はお勧めしません。
113 俳号 浦嶋和子
突風に新樹煽られ空動く
114 俳号 輝輝
☆猫抱いてやり過ごすなり若葉冷
楽しい句です。原句は「新樹冷え」でしたが、そうはあまり言いません。それで「若葉冷」に変えてみました。
124 俳号 啓子
雨止みし小倉の山の新樹光
127 俳号 植田良穂
公園に小鹿生まるる新樹かな
128 俳号 木本天祐
☆鈴蘭や風に音無き音零る
なかなか凝った表現の句です。下五、「零れ」と流すのもいいかもしれません。
ここからは新樹の風の変わりけり
130 氏名 伊藤 美子
子供らの新樹の道の宝物
131 俳号 細川京子
鈴蘭やけふは乙女になりませう
鈴蘭やフォークギターの聞こゆる家
132 氏名 中村 和子
新樹光る園児はじけて走り出す
133 氏名 澤邊 義典
新樹光ベンチの母とちいさき手
134 俳号 都忘れ
☆賑やかな猫の会合新樹の夜
最近は野良が減りましたので、あまり見られないようですが、猫は夜に集会を行うようです。楽しい句です。ただ、それほど賑やかに交流しないのではないかと思われますが。
136 俳号 西村琴姫
青き実をつけて新樹の豊かなり
138 氏名 吉田 鈴子
鈴蘭を愛でる紳士や朝の風
丸々と力士の埴輪新樹晴
140 俳号 副彩
皆で行く石階段の新樹かな
141 氏名 木村 裕子
新樹ごし光るクレーン聳え立つ
142 氏名 横松 きよみ
☆膝突いて鈴蘭の音聞きにけり
丈の低い植物に対する態度が素敵ですね。他の花でもよさそうですが、「音」とありますから、ここはやはり鈴蘭でしょう。
鳥たちも吸い込まれたる新樹かな
143 氏名 千田 洋子
ギター弾く老人の背に新樹光
146 俳号 橋本純子
新樹満ち光差したる天主堂
149 氏名 穴繁 惠美子
鈴蘭や優しき声の行き交いて
151 俳号 案山子
目を合わす馬頭観音新樹の香
152 氏名 多田 茂樹
鈴蘭を揺らす昨日と別の風
154 俳号 Tetsuko Terasawa (寺澤哲子)
新樹の夜向かいの屋根で鈴の音
155 氏名 小谷松 直子
母いたら九十八か新樹光
156 氏名 橋屋 茂美
鈴蘭やそっと差し出すたなごころ
158 俳号 徳永恵楓
あちこちに槌音響く新樹かな
☆制服が踊っているよみな新樹
頂こうかどうか、ちょっと迷った句です。賛成・反対、綺麗に分かれそうですね。とても面白い句ですが、一回しかできないやり方だということを把握しておいてください。
159 俳号 聖子
吊るし干す野良着一枚新樹光
歪みたる明治のガラス新樹光
160 俳号 大久保恭子
鈴蘭やひと株ごとに音色あり
ぼこぼこと自転車の鳴る新樹光
162 俳号 伊藤京子
濃く淡く色の重なる新樹かな
鈴蘭や母の呼ぶ声耳朶を打つ
163 俳号 鈴木美和子
思い切り手足を伸ばす新樹かな
聳え立つ社の奥の新樹かな
164 氏名 小林 真寿美
鈴蘭よ沈む心に灯をともす
165 俳号 おふさ観音雨堤
奥入瀬に生命みなぎて新樹かな
166 俳号 紅花
子の便り新樹にゆるきゆるき雲
167 氏名 千葉 明子
☆新樹光ベンチにひとのゐない午後
いつも誰かが憩う「ベンチ」なのでしょう。少し物足りないような、それがいいような。
169 俳号 白尾恵子
自転車を降りて新樹の下に居り
170 俳号 冨湖
夜のとばり鈴蘭の香をつつみけり
☆飛行機の離陸寸前新樹光
新樹の句にしてはじつに珍しいシーンです。少しの緊張感、そして旅への期待。臨場感のあるいい句だと感じました。
173 俳号 川端日出子
なまこ壁続きし家の新樹かな
174 俳号 高島實子
発つ朝の駅のラッシュや新樹光
175 俳号 Hiroyuki Terashima
日輪に諸手をかざす新樹かな
177 俳号 小野公柄
勢ひて屋根に被さる新樹かな
178 俳号 ゆうだち
ひとりゆく峠の墓所は新樹光
走り根の崖をつかみて新樹立つ
179 氏名 藤田 清美
八十路にて命輝く新樹かな
182 俳号 植森恵美子
鈴蘭は今うつむきて美白中
183 氏名 駒木 典子
玻璃越しの見舞ひ鈴蘭携えて
185 俳号 佐登華
風柔ら母の鈴蘭ここだよと
186 氏名 青木 豊江
鈴蘭や赤子の靴の二歩三歩
☆鈴蘭やかがめば何か癒ゆるもの
文体というか、内容がかなりユニーク。何かにかがみ、あるいは跪くことで得られる安らぎを描いていて魅力的ですね。
189 俳号 雅月
新樹ゆれ群青色のランドセル
190 俳号 美紗
ふるさとへ新樹をくぐるバス赤し
191 俳号 柴田康子
胸一杯息したくなる新樹かな
192 俳号 永 登史
すずらんが年々増える美容院
193 俳号 高鍋春子
鈴蘭の雨粒揺るる一つづつ
194 氏名 河崎 柳子
切妻の壁の高さに新樹かな
195 俳号 やまやま
子に背丈追い抜かされて新樹かな
196 氏名 渡辺 礼子
さりげなく新樹をまとふ白帝城
198 俳号 縞錆
鈴蘭やどの子に才のあるかしら
199 俳号 菅野純紘
一人ゆく新樹明るき山路かな
200 氏名 荻野 和子
新樹光神のいのちを浴びる我
202 俳号 高橋優
見上げれば新樹の隙間光降る
203 俳号 橋本千蓼
雨の日や鈴蘭の香とミシン踏む
204 氏名 藤川 知之
鈴蘭や膝をいたわり覗く朝
205 俳号 齋藤弘子
すずらんを窓辺に燈し言紡ぐ
206 俳号 水島五月
指先に音階たどる君影草
鈴蘭や風の吹くまで立ち止まり
☆ひと雨を得て嵩をます新樹かな
夏草と異なり、木は一日にして巨大化することは(実際には)ありません。しかし、人が雨によって潤される以上に、木々は水の恵みを喜ぶはずです。シンプルかつ夏本番へ向かう感覚が素敵な一句でした。
207 氏名 檜山 八穗子
新樹から光こぼるる音すなり
209 氏名 義久 福代
船頭のテノール響き新樹光
212 俳号 都茂乎
背中押す新樹の光ペダルこぎ
213 俳号 山本五之三
鈴蘭や母は仲良し四姉妹
波音を受け流したる夜の新樹
214 氏名 平田 和美
ひと隅の鈴蘭に会ふ幸せも
215 氏名 谷脇 照美
新樹光身ぶり手ぶりの誘導員
216 氏名 本間 勝
木漏れ日を湛えて新樹聳え立つ
217 俳号 百 博泉
鈴蘭や着物で集う修了式
218 俳号 長尾笑元
前走の銀輪にさす新樹光
219 氏名 矢橋 徳子
新樹背にショートヘアーは軽やかに
221 俳号 仁極残
すずらんの音受け止めてがらす瓶
225 氏名 久保田 弘子
休憩の窓鮮やかに新樹光
226 俳号 大樹佐保
窓全開新樹の都道走り抜け
228 俳号 伴 めぐみ
新樹光優しく子らを包みけり
☆猫部屋に新樹の風を招き入れ
か、かわいい♡猫はほかの部屋へは行ってはいけないお宅なのでしょう。そんな猫たちのいる部屋に招き入れた気持ちのいい風。猫もうっとりとしているのではないでしょうか。
229 俳号 宮崎茂三
鈴蘭に小学校の時報かな
232 俳号 根笈知佐子
さわさわと音のこぼれる新樹かな
233 俳号 春うらら
初産待ちわびて夜の新樹かな
234 氏名 瀧谷 優子
産声の響く窓辺に新樹光
235 俳号 兵頭光子
やわらかき風が寄りそう新樹かな
240 俳号 富海善風
一服の茶を嗜めば新樹の香
242 俳号 佳月
夜の新樹雨の雫のやわらかき
244 俳号 カモミール
☆俯きて鈴蘭空を見ず知らず
鈴蘭がうつむいている句はたくさんたくさんありました。しかし、「空を見ず知らず」まで言った句はありませんでした。表現を徹底すると句が力を持つという例です。
246 俳号 矢羽田 兎美
吹き渡る風を染めゆく新樹かな
247 氏名 小栁 美千代
行き交える車を包む新樹かな
249 俳号 難波和代
車窓より新樹の海の何処までも
250 氏名 桑原 堆子
鈴蘭の皆で仲良く鈴鳴らす
252 氏名 小牧 正人
しみじみと新車の匂ふ新樹かな
☆原句の上五は「胸弾み」でした。どう変わったか、見比べてみてください。答えを先に出してしまわないことが肝要です。
253 俳号 岡田慎太郎
新樹揺れ何か獣の潜みたる
肩組みて帰る夜道の新樹かな
254 氏名 川原 厚子
手を洗う流れの先で待つ鈴蘭
